会社帰りに通ったら、確かに止まってた。
8日午前8時20分ごろ、川崎市中原区の武蔵小杉駅構内で上りエスカレーターが急停止し、乗っていた20〜80代の男女計10人が折り重なって後ろに倒れた。消防によると、男性(39)が右脚骨折の重傷、9人は腰や胸などを打って軽傷。男性4人、女性6人が、市内の病院に搬送された。
川崎市の武蔵小杉駅構内でエスカレーターが急停止して逆走、10人が重軽傷を負った事故で、エスカレーターを動かす「駆動チェーン」が切れ、逆走を防ぐ安全装置も働いていなかったことが10日、国土交通省の調査で分かった。
国交省はメーカーの三菱電機に対し、全国に約3万基あるとみられる同じ構造のエスカレーターを点検するよう指示。チェーンが切れた原因などを詳しく調べる。