POPサーバの作り方を聞かれたので、ついでにページにしちゃいました。
POPクライアント(WinBiffとかNetscape Messengerなど)に応答し、
サーバにあるユーザのメールをPOP(Post Office Protocol)にて
送り出すのがPOPサーバです。
ここで対象とするOSはSolaris2.5.xとします。 でもunixならどれでも動くでしょう。=)目次に戻る
POPクライアントからの要求を受け付け、要求してきたユーザに メールを送出するプログラムをインストールします。 利用したアーカイブはimap-3.4.tar.gzです。どっかから拾って来て下さい。=p目次に戻る
それを展開したらREADMEを読みましょう。 でもやることは(Solarisの場合)makeコマンド叩くくらいです。 他のOSだったらOSTYPEってファイルを書き換える必要があるのかもしれませんが、 必要がなかったので調べてません。=p
コンパイルが終るとipop2d、ipop3dってのができますから、 (make installは設定されてないから)これをどっか適当なところにコピーしましょう。 例えば、/usr/local/etc/配下とかですね。 ipop2dはPOP2プロトコルに対応するデーモン。 ipop3dはPOP3プロトコルに対応するデーモンです。 今は大体のクライアントがPOP3なので、ほとんどipop3dしか使わないでしょう。 インストールなんて、これでおしまいです。=)
今度はipopdが動くように設定をします。 僕はinetd派なのでinetデーモンに登録する方法で説明します。目次に戻る/etc/servicesを編集します。以下の2行を追加して下さい。(rootユーザでね)
pop 109/tcp postoffice pop3 110/tcpPOPを受け付けるポート番号を変えたかったら 109とか110の数字を変えればいいのですが、まず、変える必要はないでしょう。次は/etc/inetd.confを編集します。以下の2行を追加して下さい。(rootユーザでね)
pop stream tcp nowait root /usr/local/etc/ipop2d ipop2d pop3 stream tcp nowait root /usr/local/etc/ipop3d ipop3d/usr/local/etc/のディレクトリの所は、 ipop2d、ipop3dを置いた場所を書いて下さいね。 要するに、ipop2d、ipop3dのある場所をフルパスで書きゃいいです。そうしたら、この新しい設定をinetデーモンに知らせます。 inetdにHUPシグナルを送って下さい。
83 hogehoge:/home/yoshi > ps -ef | grep inetd root 198 1 0 4月 20 ? 0:36 /usr/sbin/inetd -s yoshi 16905 16326 0 15:50:02 pts/5 0:00 grep inetd 84 hogehoge:/home/yoshi > kill -HUP 198とかやればいいでしょう。(もちろんrootユーザでね)これでおしまいです。 あとは実際にPOPクライアントでメールを取り込めるか確認して下さい。 簡単すね。=)
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