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Emacs の使い方

きまぐれに追加して行く予定です。 間違いの指摘や改良点などありましたら、お気軽にメールください。


Table of Contents

  1. 起動する
  2. 終了する
  3. ファイルを読み込む
  4. 他のホストのファイルを読み込む
  5. ファイルを保存する
  6. ファイル名を変えて保存する
  7. 次のページを表示する
  8. 前のページを表示する
  9. 画面を再描画する
  10. カーソルを移動する(1文字単位)
  11. カーソルを移動する(単語単位)
  12. カーソルを移動する(行頭、行末)
  13. カーソルを移動する(文頭、文末)
  14. 操作を中止する
  15. バッファを切替える
  16. バッファの一覧を表示する
  17. 窓を分割する
  18. ファイルの差分を見る
  19. ツリービューでファイルにアクセスする(2003/09/28)
  20. Emacsの中でシェルを起動する(2003/09/28)
  21. ホイールマウスを使う(2004/02/01)
  22. ファイルの文字コードを指定する(2004/02/01)
  23. 色のリストを表示する

起動する

まず、emacs or mule (以降、emacs)がある場所を確かめましょう。

your_host% which emacs [enter]
/usr/local/bin/mule
your_host%

のように表示されましたか?
mule: Command not find
なんて表示されたらあなたの設定した$path にはemacs がありません。 マシン管理者に聞くか、emcas をインストールしましょう。

emacs がインストールされているとして、それでは起動してみましょう。

your_host% emacs [enter]

とタイプしてください。emacs が起動するはずです。 もし、X windowを使ってるんだけど、terminalでやりたい場合には

your_host% emacs -nw [enter]

と起動して下さい。-nw とはno window という意味のオプションで、 独自のウィンドウを表示しません。

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終了する

C-x C-c

終了するにはC-x C-c とタイプします。
C-x C-cとは、 コントロールキーとx、を押してから 次に、コントロールキーとc、と押すことを意味します。 もし押し間違えたり、うまくいかない場合には C-g とタイプしてからやってみてください。これは前の処理を取り消すキーです。

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ファイルを読み込む

C-x C-f

編集したいファイルを読み込みます。 C-x C-fとタイプしてください。 すると1番下の所(ミニバッファと言います)に
Find File:
と出ますね。そこに編集したいファイル名を入れて [enter]を押してください。 これでファイルが読み込まれます。

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他のホストのファイルを読み込む

C-xC-f

他のホスト上にあるファイルを読み込みます。基本的にローカルファイルを 読むのと同じ操作ですが、ファイル名の指定方法が少し違います。 1番下の所(ミニバッファと言います)に
Find File:
と出た時に、ファイル名を/hostname:/filename の様に入力します。例えば、foo というホストの /tmp/hogehoge.txt というファイルを読みたければ
Find File:/foo:/tmp/hogehoge.txt
と入力します。もしかするとこの後にパスワードを聞かれるかも知れません。 その時にはリモートホストでのログインパスワードを入力してください。 これでリモートファイルが読み込まれます。

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ファイルを保存する

C-x C-s

編集したファイル(バッファと言います)を保存します。
emacs では全てバッファ上で処理を行います。この操作をするまでは ディスク上のファイルは元のままです。 また、C-x C-sは、 いわゆる上書き保存です。 出力時にファイル名は聞いてきません。ファイル名を変えて保存するには ファイル名を変えて保存する を参照してください。

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ファイル名を変えて保存する

C-x C-w

編集したファイル(バッファ)を別のファイル名で保存します。
C-x C-wを押すとミニバッファに
Write File:
と出ますので、変更したいファイル名を入れて [enter]を押してください。

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次のページを表示する

C-v

次のページを表示します。
特にこれ以上書くことないですね。:)

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前のページを表示する

M-v

前のページを表示します。
M-vとは、 メタキーとv、を押すことを意味します。メタキーがない場合(AT 互換機など) ではESC キーを押してからvを押してください。

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画面を再描画する

C-l

画面を描画しなおします。
この時にカーソルがあった行が画面の中央になるように再描画されます。

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カーソルを移動する(1文字単位)

C-b 後(backward)
C-f 先(forward)
C-p 前(previous)
C-n 次(next)

カーソルをそれぞれ左、右、上、下に移動させます。
使っている端末がちゃんと設定されていればカーソルキーでも移動できます。

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カーソルを移動する(単語単位)

M-b 後の単語(backward)
M-f 前の単語(forward)

カーソルをそれぞれ後ろの単語へ、前の単語へ移動させます。

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カーソルを移動する(行頭、文末)

C-a カーソルを行頭へ移動する。
C-e カーソルを行末へ移動する。

カーソルをいまいる行の行頭(一番左)または行末(一番右の文字)へ移動させます。

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カーソルを移動する(文頭、文末)

M-< カーソルを文頭へ移動する。
M-> カーソルを文末へ移動する。

カーソルを文書の最初または最後へ移動させます。

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操作を中止する

C-g

入力を必要とするコマンド等を中止することができます。
誤ってESC キー等を押してしまった時などミニバッファにM-と表示され 入力待ちになってしまいます。それらを取り消す時等に使用します。

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バッファを切替える

C-x b
C-x o

複数のファイルを開いている時に、それぞれはバッファが別になります。 そんな時にバッファを切替えるには C-x bを押して、 ミニバッファの中で切替えたいバッファ名を指定します。 そのミニバッファではTAB キーによる補完が効きます。

また、ウィンドウの中で複数のバッファを分割して表示 している場合には、C-x oによって、 バッファ間を渡り歩くことができます。

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バッファの一覧を表示する

C-x C-b

現在保持しているバッファのリストを表示します。

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窓を分割する

C-x 1 分割をやめてカレントバッファで1画面にする
C-x 2 上下に2分割
C-x 3 左右に2分割
C-x 5 2 別フレームを出す(別窓にする)
C-x 5 0 フレームを消す

読んで字の如し。=p

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ファイルの差分を見る

M-x ediff-files

ediff-files を起動するとファイル名の入力になりますので、 差分を見たい2つのファイル名を<1>, <2> にそれぞれ入力します。 ediff-files を使うと、2つのファイル間の差分をカラフルに見ることができます。 ? をタイプするとヘルプが表示されます。

既に開いているファイル(バッファ)同士でdiffを取るには、 M-x ediff-buffers

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ツリービューでファイルにアクセスする

M-x speedbar

ディレクトリ構造を示すツリービューのウィンドウが出て、 マウスの2ボタン(中ボタン)のクリックでディレクトリを変えたり、 ファイルを開けたりします。

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Emacsの中でシェルを起動する

M-x shell
M-x eshell

M-x shell だと、普通に外部のshellが起動されます。 M-x eshell だと、Emacs Lispのみで書かれたshellを使います。

参考: shell を便利に使おう

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ホイールマウスを使う

M-x customize -> Environment -> Mouse

Mouse Wheel Modeをonにすると ホイールマウスが有効に。ちなみに、 Mouse faceで色が変えられる。

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ファイルの文字コードを指定する

-*- coding: japanese-shift-jis-dos -*-

などと先頭(1行目)に書いておくか、

    Local Variables:
    coding: japanese-shift-jis-dos
    End:

などと末尾(最後の行)に書いておく。

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色のリストを表示する

M-x list-colors-display

色とその名前が表示される。

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