Last modified: Thu Dec 9 22:30:03 JST 1999

ISDN 導入記

引っ越しを機にISDN導入を決めました。
その模様を書き綴ります。

(Japanese EUC)



Table of Contents

  1. INSネット64とINSネット64ライトの違い
  2. NTT申し込み
  3. 必要な機器
  4. 導通試験
  5. 64K接続(windows95)
  6. 64K接続(Linux)
  7. 正しい64K接続(Linux)
  8. べっこあめのISDN

INSネット64とINSネット64ライトの違い

 ここでは、ISDNとは何ぞや、には触れません。それらについては NTT ISDN HOME PAGEでも見て下さい。
 僕はINSネット64ライトに加入して、いままで寮の制限のために利用できなかった 憧れのISND通信インフラに移行することにしました。 今までのINSネット64と何が違うのかというと、 まぁ、他にもありますが、この2点くらいしか気にしてないので書きません。=p
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NTT申し込み

 (平日しかやってないのが許せない)NTT窓口に出向いて申し込みをします。 事前に116で「ISDNを新規で引きたい」と問い合わせたら 「身分証明と印鑑が必要なので窓口にお願いします」とのことでした。
 さて、'98/02/10に窓口に行って 「INSを申し込みたい。貧乏なので64ライトがいい」と言うと、 一通りの違いを説明してくれました。その後、「ぢゃぁ、64ライトで」とお願いすると 身分証明書を要求されました。まぁ自動車の免許で十分ですね。 その後、申し込みの書類を書きましたが、氏名や住所とかと、DSUはNTTから買うのか レンタルするのか、自分で買うのか、それと支払方法くらいの記入ですね。 印鑑は押してないです。身分証明したからいいみたい。
 あと、INSテレホーダイも同時に申し込んでおこうと思ったんですけど、 ISPの64kの電話番号の控えを持って行き忘れてしまったので、 後日郵送申し込みとしました。そしたらちゃんと切手のいらない封筒をくれましたよ。=)
 あとテレホーダイは20日が〆だそうで、申し込んだ後の最初にくる21日以降から 有効になるそうです。
 それから、新規の場合にはNTTの来訪が不可欠のようです。 回線のチェックが必要とのことで、これまた平日に部屋にいないとなりません。=(  僕の場合には一番早く来れるのは2/17だというので、 そこのAMに来てもらうことにしました。回線のチェックをするため、 その時にはちゃんとDSUとTAが揃っていないとなりません。
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必要な機器

 アナログ通信と違ってDSUというものが別途必要です。またモデムの代わりとして TAというのも必要です。最近はもっぱらDSU内蔵のTAで済ますようですね。
 僕もDSU内蔵のTAを買うことにして、結局のところ、AIWAのTM-AD1280にしました。 これは同期128Kまで使えるし、電池バックアップもあるので停電でも 電話は大丈夫ですしね。それになんたって安い。(^^; しかし、 ナンバーディスプレイには対応してないので、それ対応の電話機を繋いでも 相手の電話番号は表示されません。でも、あんなんいらないからいいの。=)
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導通試験

 新規に引くときは回線のチェックをするそうでNTTの導通試験です。 担当の人が訪ねて来て試験用の端末で局との導通試験をしてました。 こちらはDSUさえ用意しておけば何もいりません。 「電話機ないんですけど」って言ったら、 「あぁ、DSUさえあればいいです。電話機は持ってきますから」とのことでした。
 実際の導通試験は全部で10分くらいで終わりました。簡単なもんです。 これは
試験に使ってた端末。 電話機を取りに戻ったスキに。(^^;
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64K接続(windows95)

 まずは95で接続を試みました。TA付属のFDに入ってるドライバをインストールして 新しいダイヤルアップアイコンを作りました。これだけ。ほんとにこれだけ。 サクッと64K通信ができちゃいました。体感速度も今までの2倍出てたし、こんな簡単でいいの?
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64K接続(Linux)

 んぢゃぁ、今度はLinuxで、とのんきに構えていたんですが、これが動かない。(-_-; どういう訳かどうしてもV.110の38Kの通信になっちゃう。 Linuxで64K通信できないと意味がないんだけど、なんでだー! (T-T)
 てなわけで、現在奮闘中。

 あれから3日程費し、 やっとLinux + TM-AD1280で64K通信出来るようになりました。(一部問題あり)
 まずTAの初期化コマンドは AT&FG1=2G11=2でとりあえず、 同期/非同期変換モード(PPP64K)で接続ができました。 今まで駄目だったのはCHAPの認証に失敗していたようです。 いろんなwebページやHOWTOを見て設定したはずの/etc/ppp/pap-secret ファイルのフォーマットがおかしかったみたいです。 でも、それもちょっと場当たり的な対処で回避したので とても恥ずかしくてそのファイルを公開できません。 もっとはっきり詳細が掴めたら公開します。(^^;

 問題があると書きましたが、それは実効速度です。 TAのディスプレイにはPPP-64000と表示されるのですが、 とても64Kで接続されているような体感速度が出ていません。 実際、画像の転送レートは1Kバイト/秒くらいしか出ないのです。 同じ時間帯(直後に接続し直し)にV.110の38.4K接続をして同じ画像をリロードしてみましたが、 それは3.1Kバイト/秒とスペック通りの転送レートがでましたので、 サーバの重さとか経路の問題でもなさそうです。 pppの接続スクリプトは64Kも38.4KもTAの初期化コマンド以外は同じなので、 やっぱりあまりにもシンプルすぎる初期化コマンドに問題があるのかな、 と踏んでいるところです。
 ふぅ、いつになったらサクサク64Kができるんでしょ。:p

 あれから、win95のドライバの初期化コマンドと比べてみたりしましたが、 だいたいがTA内のデフォルト値を改めて打ち込んでるくらいで、 上記の初期化コマンドで問題なさそうですね。 となると、やはり帯域の問題なのでしょうか? 38.4K用のべっこあめの回線容量/流量と64Kのそれとでは、 38.4Kの方が余裕があり適正であるということでしょうか。 それにしても64Kで38.4Kよりもパフォーマンスが悪くなるというのも 本末転倒で悲しいですね。まぁ、 発呼が早かったり品質がいいだけでもメリットなので、 ISDNにしたのは悔いてはいませんが。

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正しい64K接続(Linux)

 正しい64K接続が出来るようになりました。 TAを購入してから1月半も時間がかかってしましましたが、 やっとLinuxで正常な64K接続を実現できました。 Netscape Navigator 4.04で画像の取得時に6.0〜7.5Kバイト/秒くらい出ましたから、 ちゃんと64K出てるでしょう。=)
 詳細については
PPxPの設定をみて下さい。
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べっこあめのISDN

 べっこあめの同期64K接続はAPによってやっぱり速度が違います。 僕の最寄りのアクセスポイントは川崎なのですが、 思った通りに川崎だと実効速度が落ちます。 べっこあめの中での川崎〜東京間の線の太さが影響しているみたいですね。 ですから、僕はだいたい東京の同期64Kのアクセスポイントに繋いでいます。 そのために近接地域も使える割高なテレホに設定していますが、 速度が遅いほうが嫌なので仕方ないですね。
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